伝統技術と新しいモノづくりへの挑戦
代表:関 尚高
昭和45年より、夫婦で営んで参りました。初代である父の関 豊は10代の頃に「箔押し」の魅力に取り憑かれ、当時様々な箔押所で修行を積む日々でした。やがて技を極めた関 豊は独立し、現在は2代目である関 尚高が引き継いでおります。
箔押しは伝統芸でもあり高度な技術を要しますが、職人の性格や器用さが見て分かる程に現れる為、大変面白い面もあります。関箔押所の職人は一家で守り抜いてきたプロ中のプロの技を熟知しております。正確さ・緻密さにおいては絶対的な自信を持っております。
現在も伝統が絶えぬよう更に技に磨きを掛け、機械のメンテナンスまでも自らが行い、日々改良と研究に励んでおります。
見た目では分からない程の誤差でも、機械の微妙な調整で仕上がりが変わるものです。絶対に妥協は許さず、丁寧で正確な仕事をお客様に提供しております為”関の箔押しは剥がれない”とお褒めの言葉を頂いております。
また機械を大事にすることは、常にスピーディーで万全な仕事を熟せるようになり、常に効率化を測ることが出来ます。
そんな中、”印刷物”と聞くと殆どの人は「デジタル印刷された物」を思い浮かべることでしょう。しかし一般的に想像される物の中に箔押しも含まれてしまうことがあります。箔押しは実際インキを使用せず、箔を圧力と熱で立体加工を施す為、手触りを楽しめ紙以外の製品にも用いることが出来ます。
関箔押所では「今ある技術を更に進化させる」べく、デジタルではない”人の手で生み出す思いのこもったモノづくり”を届けたいと精進しております。いつの日か「箔押しは格好良いよね」と言われ多くの方に知って頂けるよう、前向きに挑戦し続けて参ります。